6月のお知らせ

そろそろ梅雨入りですね。暑い季節のマスクは熱中症も心配です。皆様レッスン前後の水分補給を心がけるように、お願いいたします。

今月のちょっと作曲家:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756〜1791年)
モーツァルトはドイツのザルツブルク生まれの作曲家。
私の中でザルツブルクのお土産と言えばモーツァルトの顔が書かれた包装のチョコレートで、たくさんの人から愛されていることが分かります。
さてモーツァルトの父レオポルトは建築師、製本師など物作りの家系からザルツブルクの宮廷ヴァイオリン奏者になった人で当時は代々同じ職業と決まっていたから珍しい経歴です。そんな父レオポルトは姉ナンネルの為にピアノの練習曲を作成しレッスンを行いました。
幼いモーツァルトは、姉のレッスンを見て育ち5歳で作曲しました。その後13歳でザルツブルクの宮廷楽師長に就任したが、より良い就職先を探す為、父と当時の音楽の中心イタリアなど演奏旅行へ行ってしまいます。その旅は短くても3週間、長ければ1年4ヶ月で、その度に仕事は、お休みでした。当時の上司は、どう思ったでしょうか。
代々音楽家だったバッハの場合、幼い頃から聖歌隊として家計を支えました。ベートヴェンも父の仕事場に付き添い、その後アルコール依存症の父に代わって仕事を引き継いでいます。より良い仕事環境を求めるのはバッハやベートーヴェンも同じですがモーツァルトほど親と一緒ではありません。
モーツァルトが残した手紙約400通の中には「うんち、おしり、おなら」など子供のような文字が残されています。神童だけれど父の夢に答えようとしたモーツァルトは、どこかまだ子供のままでチョコレートの包装紙になるべく多くの人に愛される作曲家なのかもしれないと思いました。

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